BIM作成時の注意点 (梁貫通)22/6/8修正
Rebroの機能である梁貫通について
まずRevroの機能で梁を認識してスリーブを入れて良い場所
梁貫通可能範囲を自動で(設定ルールを作成して)作成す。
ただしその時の作成できる内容での注意点を施工現場における実務での要望や注意点を
まとめました。
①梁貫通設定ルール
②RC造での注意点
③S造での注意点
④梁貫通可能範囲表示の他BIMソフトへの受け渡し方法について(22/6/8修正)
まず①項目目の
①梁貫通設定ルールについて
設定はRC・S・S RC造のそれぞれで設定できます。
下記画像参考
画像の部分に数値を入れて設定します。
②RC造での注意点について
・大梁-小梁接続部分
Revitなどのデータから躯体BIMをもらった際、大梁へ接続の認識がなく接続部分からの認識がされない場合があるため注意が必要
→小梁から300程度離隔をとって梁貫通を行うがデータによって梁の接続認識ができない場合があり手動で設定が必要
下記画像も認識されずに設定されています。
・フカシ梁における貫通可能範囲
梁をフカシている場合、フカシの部分を含んだ高さで梁成と認識してしまうため
正確な貫通範囲の高さ認識をすることができない為、
注意が必要になる。
③S造での注意点
・大梁-小梁との接続部分
Revitから躯体BIMをもらった際、大梁への接続認識がなく接続部分からの認識が
されない場合があるため注意が必要
→RC造で記入した部分と同様になります。
・梁貫通の補強方法によって離隔距離が違う事による設定ができない点
Rebroの設定ルール上でスリーブ直径の倍数を一つのみしか設定できな為
スリーブ間の芯芯が
p=((D1+D2)/2)×3 倍 などの統一ルールでしかチェックできないのに対して
実務レベルでのスリーブ検討におけるスリーブ間隔は
ハイリングーハイリング 1.5倍 ハイリングー無補強 2倍 ハイリングー在来補強3倍
無補強ー無補強 2倍 無補強ー在来補強 3倍 在来補強ー在来補強 3倍
(現場の構造設計者によるため上記数値は参考)
とパターンによって検討をしているため施工BIM段階でのスリーブ検証時に
どのようにして使用していくか検討が必要である。
④梁貫通可能範囲表示の他BIMソフトへの受け渡し方法について
・IFCの場合
下記画像参照
他のBIMソフトだと上記のように受け渡しができない状況が現状であるため
受け渡す事ができない認識が必要になります。
22年6月段階での現状をまとめているため今後システム更新時に使用できるようになれば記事を修正していきます。
追加
22/6/8 受渡方法について修正 先人より方法を教えて頂きました
・3Ddwg及び3Ddxfでの場合
上記画像 Revit
またt-fasでの読み込みの場合
読み込み時3D図形を読み込むにチェックをすれば受け渡す事が出来ました。
情報ありがとうございます。